子供の非認知能力を高めるスモークサーモンレシピ6選
幼児がサンドイッチをつくる場合、できるだけ具材がまとまりやすいものにしましょう。パンに、マヨネーズやバターを塗っておくことで、より巻きやすくなります。フィリングにバリエーションをつければ、特別なおかずはいりません。例えば、ソーセージを入れてロールドックにするとか…最初は大人が手を添えてつくるところからチャレンジしてみましょう。
<材料> | ||||
サンドイッチ用の食パン | 6枚 | |||
スモークサーモン(王子サーモン) | 2枚 | |||
きゅうり | 1本 | |||
バター | 大さじ1/2 | |||
ツナ缶 | 1/2缶(40g) | |||
マヨネーズ | 大さじ2/3 | |||
いちごジャム(お好みのジャム) | 大さじ2 |
① 食パンは2枚にマヨネーズを塗り、4枚には室温で柔らかくしたバターを塗ります。このとき、パンにマヨネーズやバターを塗るのは幼児にとって難しい作業です。
⚫︎ ポイント → 分量は目安ですので、全面に薄く塗ることを重視しましょう。マヨネーズをどれくらい使うかを問いかけながら進めると良いです。
⚫︎ 身につく力 → 見通し力、集中力
② ツナ缶の油を切るときは、大人がフォークなどで押さえてゆっくり傾けましょう。缶にマヨネーズを入れる際、ツナがこぼれないように注意して行ってください。
⚫︎ 身につく力 → 空間能力、自制心、注意力
③ マヨネーズを塗ったパン2枚にスモークサーモンをのせ、縦に1/4に切ったきゅうりを芯にして手前から巻きます。その後、両端のラップをねじります。きゅうりを切るのが難しい場合は、後ろからサポートするか、大人が切ってあげましょう。
⚫︎ ポイント → 具を入れすぎないことや、力を入れすぎてパンをつぶさないように注意しながら体験させましょう。
⚫︎ 身につく力 → 集中力、理解力、実践力、コミュニケーション力
④ バターを塗ったパン2枚にジャムを、残りのパン2枚にはツナを塗り、③と同様に巻いてラップの端をねじります。
⚫︎ ポイント → 具材が異なると、同じ作業でも力加減が微妙に変わります。個数を作るごとに上手になっているか確認し、できたことを褒めてあげましょう。
⚫︎ 身につく力 → 行動力、実践力、記憶力
⑤ ロールサンドは30分ほど休ませてから、3等分に切ります。
⚫︎ ポイント → 作りたてのサンドイッチを食べるまでに待つ時間を作り、その後切って仕上げます。
⚫︎ 身につく力 → 忍耐力、自制心、自己管理能力
にぎにぎ 「2種のカラフルおにぎり」
ラップを使って茶巾のようにおにぎりを作るところから始め、2個目は両手をくるくるさせて丸め、3つ目は三角形にします。どんどんレベルアップして作っていきましょう。
作り方が変わっていくミッションをクリアすることで、達成感を感じられる楽しいおにぎり作りです。
<材料> | ||||
ごはん | 500g(約1.5合) | |||
スモークサーモン(王子サーモン) | 4枚〜6枚 | |||
プロセスチーズ | 4個〜6個 | |||
梅(果肉) | 2個分 | |||
白いりごま | 大さじ1 | |||
のり | 適量 |
① 温かいごはんに白ごまを混ぜ、半量を取り分けて、スモークサーモンと細かくカットしたプロセスチーズを和えます。味を見ながら具を加えていきましょう。チーズは包丁を使わず、カトラリーのナイフで切ってもかまいません。スモークサーモンも、手でちぎるかナイフで切って、どちらでも自由にカットできます。
⚫︎ ポイント → 自分の好みに合わせて、具の量を調整しましょう。
⚫︎ 身につく力 → 創造力、集中力
② 梅の種を取ってから、ナイフでたたいてペースト状にします。梅の量も味を見ながら自由に加えていきましょう。
⚫︎ ポイント → 梅をたたくときに、状態が変化する様子を言葉で表現させると良いです。
⚫︎ 身につく力 → 語彙力、表現力、コミュニケーション力、創造力
③ ラップを15cm角に切り、①の具をラップの真ん中にスプーンで乗せて、ラップを絞って茶巾のおにぎりを作ります。ごはんを落とさずに真ん中にのせるのは難易度が高いので、自然に集中することができます。
⚫︎ ポイント → 大きさを自由に決めることで、自分で調整する力が育ちます。
⚫︎ 身につく力 → 対応力、集中力
④ ラップを敷いて、スモークサーモンと梅のごはんを乗せ、各2個ずつをくるくると丸めます。
⚫︎ ポイント → 好きな形にしても良いようにし、子どもが自由に創造できるようにします。
⚫︎ 身につく力 → 発想力、想像力、創造力
⑤ ラップでスモークサーモンと梅のごはんを各2個ずつ三角形に握ります。
⚫︎ ポイント → 3種類目になるため飽きることがありますが、すべてやりきるように声かけをして、楽しく作りましょう。
⚫︎ 身につく力 → 傾聴力、集中力、コミュニケーション力、忍耐力
⑥ できたおにぎりには、ペンで顔を描いてかわいくデコレーションし、おもてなしを楽しみましょう。
⚫︎ ポイント → テーマを決めてデコレーションさせるとさらに楽しめます。例えば、「これはママやパパのために」と食べる人を設定したり、クリスマスバージョンにするのも良いです。
⚫︎ 身につく力 → 創造力、発想力、思考力
むきむき 「かぼちゃとスモークサーモンのサラダ」
かぼちゃはとても固いので、幼児が切るときは親子で一緒に切るようにしましょう。
この料理では、一人では難しいことを理解し、手伝って欲しいと相手に伝えることで、コミュニケーション力を高めていきましょう。
<材料> | ||||
かぼちゃ | 1/4個 | |||
卵 | 2個 | |||
スモークサーモン | 6枚 | |||
きゅうり | 1本 | |||
⭐️酢 | 大さじ1 | |||
⭐️塩、こしょう | 各適量 | |||
⭐️マヨネーズ | 大さじ2 | |||
⭐️ヨーグルト | 大さじ1 |
① かぼちゃを火が通りやすくするために、一口大にカットします。切り方を見せて、かぼちゃが固いことを体験させ、その後、自分から大人に手伝って欲しいと頼むまでは、一人でチャレンジさせてみましょう。
⚫︎ ポイント → 自分から頼むように促し、手を切らないように後ろからサポートします。
⚫︎ 身につく力 → コミュニケーション力、協調性、頑張る力、忍耐力
② 卵をよく洗い、水から火にかけ、8分経ったら冷水につけます。このとき、時間を自分で計るようにして、かぼちゃの火の通り具合を確認したり、③の作業を同時進行で行いましょう。
⚫︎ ポイント → 8分という時間は子どもにとって長く感じます。鍋の中の様子を見せながら、待つように促します。また、時間を測ることで、時間を上手に活用する力が育ちます。
⚫︎ 身につく力 → 忍耐力、タイムマネジメント力、段取り力
③ きゅうりを輪切りにし、スモークサーモンは手で小さくちぎります。
⚫︎ ポイント → 手を切らないように声がけをしてサポートします。
⚫︎ 身につく力 → 集中力
④ ゆで卵を冷水につけながら、殻をむいていきます。
⚫︎ ポイント → 卵の殻を最後までむかせることで、手指の発達を促します。
⚫︎ 身につく力 → 対応力、緻密性、忍耐力
⑤ かぼちゃをすりこぎでつぶし、ゆで卵をフォークや器具でつぶして混ぜます。
⚫︎ ポイント → つぶす際に、誰かにボウルを持ってもらうように自分からお願いするよう促します。
⚫︎ 身につく力 → コミュニケーション力、協調性、空間能力
⑥ ⑤にきゅうりを混ぜ、⭐️の調味料を計って加え、味をみます。
⚫︎ ポイント → 一つ一つの調味料の計り方を見せて、体験させます。
⚫︎ 身につく力 → 観察力、味覚力、緻密性、忍耐力
⑦ お皿に自由に盛り付けた後、スモークサーモンを飾ってトッピングします。
⚫︎ ポイント → 盛り付けは自由にさせ、子どものやることに口を出さないようにしましょう。
⚫︎ 身につく力 → 創造力
すりすり 「おいもとスモークサーモンのごまあえ」
ごま和えと言ったら、ほうれん草で作ることが多いでしょう。しかし、ほうれん草のような葉物は、ペラペラで繊維が多いため、幼児には噛むのが難しい野菜です。そこで、じゃがいもなら、子どもも大好きな食材なのでおすすめです。ごまをすり鉢でする時は、片手では難しいので、両手で棒を持って回し、すり鉢は誰かに持ってもらうと上手にできます。人にお願いして持ってもらい、一緒に作業することで、コミュニケーション力を高めることができます。
<材料> | ||||
じゃがいも | 2個 | |||
スモークサーモン | 5枚 | |||
⭐️黒ごま | 大さじ2 | |||
⭐️しょうゆ | 大さじ1と1/2 | |||
⭐️砂糖 | 小さじ1/2 | |||
⭐️白だし | 小さじ1 |
① 黒ごまをフライパンでいってからすり鉢に入れ、ごまをすりつぶします。
⚫︎ ポイント → 自分でお願いをすることは大切な体験です。自分からお願いするように、「大丈夫かな?一人でできるかな?」と声がけして、子どもが自分で判断する力を育てましょう。
⚫︎ 身につく力 → 協調性、コミュニケーション力
② ⭐️の調味料を計量スプーンで量り、合わせたものに、①のすりごまを加えて味を調えます。
⚫︎ ポイント → 計量スプーンを使う時は、子どもにスプーンを持ってもらい、大人がゆっくり調味料を加えていき、ピッタリなところで「ストップ」と声がけをすると、楽しく計量できます。
⚫︎ 身につく力 → 協調性、コミュニケーション力
③ じゃがいもは皮をつけたまま一口大に切ります。その際、手を切らないように持ち方や切り方について教えながら、集中して作業に取り組めるように声がけをしましょう。切ったじゃがいもを水からゆでて、冷めたら皮をむき、②に入れてこぼさないように混ぜます。
⚫︎ ポイント → じゃがいもの皮は冷めてからむくようにします。熱いときにむいてしまうと、痛みにイライラしてしまい、次の工程である混ぜる作業に集中できなくなるからです。
⚫︎ 身につく力 → 集中力、自己肯定感
④ じゃがいものごまあえを盛り付け、スモークサーモンをちぎって散らし、自由に飾りつけをします。
⚫︎ ポイント → 大人は口を出さず、子どもが自分で考えて作業できる環境を整えましょう。
⚫︎ 身につく力 → 創造力、発想力
ごりごり 「ふわふわだいこんもち」
幼児が大根を一人で使うのはとても難しいことです。大根自体が片手では持てないため、両手を使わなければならず、下の容器を誰かに持ってもらわないとうまくできません。これにより、コミュニケーション力が必要になります。作業が疲れることもあるので、お願いして交代でやるようにしましょう。スモークサーモンの塩分で、大根餅を食べることで、たんぱく質も摂取できます。
<材料> | ||||
大根 | 300g | |||
スモークサーモン | 1枚 | |||
⭐️上新粉 | 1/2カップ | |||
⭐️片栗粉 | 1/4カップ | |||
⭐️水 | 1/2カップ | |||
⭐️塩 | 小さじ1/6 | |||
塩こしょう | 少々 |
① ⭐️の材料をスケールや計量カップで測ります。
⚫︎ ポイント → 一緒に数字を見ながら測っていきます。粉類は直接入れず、スプーンなどで容器に移すとこぼれにくくなります。数字に触れることで、数遊びが楽しくなります。
⚫︎ 身につく力 → 集中力、問題解決能力
② ⭐️の材料をボウルに入れて、よく混ぜ合わせてなじませます。
⚫︎ ポイント → ボウルが動くと上手く混ぜられないため、誰かにボウルを持ってもらうようお願いし、混ぜやすくします。
⚫︎ 身につく力 → コミュニケーション力、集中力
③ 大根は幼児でも持ちやすいように3等分し、それを縦置きして十字に切ります。
⚫︎ ポイント → 小さく切ることで、幼児でも持ちやすく、すりやすくなります。キッチンペーパーを敷いてその上に大根を倒し、皮をむくなど、切りやすいやり方を見せて真似させましょう。
⚫︎ 身につく力 → 集中力、自己肯定感
④ 大根をおろし器でおろします。
⚫︎ ポイント → 子どもだけではおろし器を使うのが難しいため、容器を誰かに持ってもらうようお願いしましょう。おろすのは大変ですが、最後まで続けられるように「すごいね!」など元気の出る言葉をかけましょう。
⚫︎ 身につく力 → コミュニケーション力、忍耐力、達成感
⑤ 鍋におろした大根の汁ごと入れ、中火でゆっくり混ぜながら煮ます。
⚫︎ ポイント → 大根の煮汁が減っていく様子を見るように声がけして、注意を引きます。
⚫︎ 身につく力 → 集中力、注意力
⑥ ⑤が熱々に煮えたら、なじませておいた⭐️を入れて混ぜ込み、とろみが出たらさらにしっかりと混ぜながら中火で煮ます。
⚫︎ ポイント → 一人では鍋を持って混ぜるのは難しいので、誰かと一緒に行いましょう。
⚫︎ 身につく力 → 調和力、観察力
⑦ 混ぜていくと、大根餅に透明感が出て、もっちりとした感触になります。できあがったら、スモークサーモンを自由に飾りましょう。
⚫︎ ポイント → 形が変わっていく様子をしっかり見て、声がけをして興味を引きましょう。スプーンですくって器に盛ると、幼児でもやりやすくなります。
⚫︎ 身につく力 → 好奇心、創造力
ビリビリ 「スモークサーモンのせキャベツ煮」
キャベツやレタスなどの葉物野菜をビリビリとちぎるのが好きな子どもは、保育園でもよく見かけます。もし、子どもが紙などをビリビリちぎっていたら、指先が繊細に動いている証拠です。このタイミングで一緒に料理を始めると、きっと喜んで手伝ってくれるでしょう!
<材料> | ||||
キャベツ | 1/4個(約200g) | |||
スモークサーモン | 6枚 | |||
にんにく(薄切り) | 1かけ | |||
レモン汁 | 小さじ1 | |||
バター | 5g |
① キャベツを大きさに関係なく自由にちぎらせます。その後、にんにくを薄切りにするところを見せてあげましょう。
⚫︎ ポイント → 「やってみたい」と言ったら、後ろから手を添えて一緒に切り、切ったにんにくの香りを嗅いで、どんな匂いか言葉にしてみましょう。
⚫︎ 身につく力 → 自己表現力、イメージ力
② 大きめの鍋でバターとにんにくを入れて火にかけ、にんにくの香りが立ったらキャベツと水大さじ1を加え、蓋をして中火で5分ほど加熱します。
⚫︎ ポイント → バターやにんにくが熱で香り立つので、その香りを楽しみながら待ちましょう。
⚫︎ 身につく力 → 観察力、忍耐力
③ キャベツがしんなりしたら火を強めて煮汁を少し飛ばし、レモン汁を加えて10秒ほど強火で加熱し、器に盛り付けます。
⚫︎ ポイント → キャベツがしんなりしていく様子を見守り、変化を観察します。
⚫︎ 身につく力 → 観察力
④ スモークサーモンをちぎって、キャベツの上に飾り付けます。
⚫︎ ポイント → スモークサーモンはキャベツに均等に広がるように、小さめにカットして、見た目も美味しそうに盛り付けるように声をかけましょう。
⚫︎ 身につく力 → 緻密性、創造力