魚嫌いの子どもに試してほしいスモークサーモン
「子どもには好き嫌いなく、何でも食べてほしい!」と願う親は多いですが、なかなか思い通りにはいきません。
離乳食の時期には食べていたのに、2歳頃から急に好き嫌いが増えることもよくあります。実はこれは、子どもの脳が発達している証拠。この時期は、食べられないものがどんどん増えていくこともあります。
その中でも、「魚嫌い」の子どもは多いものです。
「骨が取れなくて嫌だった」「喉に刺さって痛かった」「生臭くて食べられなかった」など、理由はさまざま。
でも、魚にはカルシウムやDHAなど、成長に必要な栄養がたくさん含まれているので、積極的に食べてほしいですね。魚が苦手だと、献立が肉中心になり、食の体験が限られてしまい、毎日の食事がマンネリ化しがちです。
そんな時におすすめなのが「スモークサーモン」です。
大人向けと思われがちですが、実は子どもにもぴったりな3つの特徴があります。
- 骨がない
- 魚の生臭さが気にならない
- 子どもでもアレンジしやすい
スモークサーモンは骨がなく、スモークの香りで魚臭さが軽減されています。また、生で食べられるため、さまざまなレシピに活用できます。これにより、親子で一緒にクッキングを楽しむのにもぴったりの食材です。さらに、火を通さずそのまま使えるので、集中力が持続しにくい小さな子どもでも取り入れやすいです。
ただし、スモークサーモンをそのまま大量に食べるのは塩分の摂りすぎになるため注意が必要ですが、料理に使う場合は塩分を調整できるので安心です。
スモークサーモンには、良質なタンパク質やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなどが豊富に含まれており、脳の活性化や抗酸化作用など、成長期の子どもにぴったりの栄養素です。
注意点
スモークサーモンは生で食べられますが、幼児が食べる際は3歳以降にしましょう。腸管がまだ発達していないため、生ものは避けた方が安全です。ただし、加熱すれば問題なく食べられます。
スモークサーモンを使ったクッキングは、子どもの手指や脳の発達を促す動作が含まれており、今話題の「非認知能力」を自然に育むことができます。ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてください。下のリンクから子どものクッキングにぴったりなスモークサーモンを使ったレシピをご紹介しています。